はじめは『海からの贈り物』

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS アン・モロウ・リンドバーグ

  作成日時 : 2006/08/28 10:44   >>

トラックバック 0 / コメント 0



The New York Times, Sunday, June 18, 2006

リンドバーグの生涯を見つめる展示  −Avi Salzman−

翻訳:中川経子(みちこ)

Yale大学 Sterling Memorial Library
(スターリング記念図書館)の新しい展示は、
書簡、写真、著書により、飛行家、作家、Charles A. Lindbergh (チャールズ・A・リンドバーグの妻であるAnne Morrow Lindbergh (アン・モロウ・リンドバーグ)の生活をつぶさに見つめるものである。先週から始まったこの展示は、Yale大学のリンドバーグ夫人の文書コレクションの初公開である。この展示はまた、彼女の生誕100年を記念するものでもある。彼女は2001年に他界したが、もし存命であれば今年6月22日に100歳を迎えるはずであった。

 Yale大学図書館リサーチ文書保管部長であり、この展示の学芸管理者でもあるJudith Schiff氏によると、リンドバーグ夫妻は書簡類、そのほかの歴史的な資料をYale大学に寄贈した。リンドバーグ夫人ゆかりの品々は一つの展示ホールに陳列されており、300箱にあまる資料の中から選別されたものであると、Schiffは語っている。展示は9月8日まで開催されている。

 書簡や写真は、リンドバーグ夫人のニュージャージーで過ごした子供時代、マサチューセッツのスミス大学時代、結婚、そして作家、飛行家としての経歴を追うものである。彼女は、名家の生まれである。父のDwight W. Morrowは米国上院議員であり、メキシコ大使であった。彼女とリンドバーグの出会いは、リンドバーグが大西洋横断飛行後に南米視察訪問の旅でメキシコ・シティを訪れた時であった。二人が結婚したのは1929年の5月である。彼等の交際はすでに周りに取りざたされ、私生活も侵害され始めていたので、結婚式は豪華な大きなものにはしないことに二人は決めたと、Schiffは述べている。結婚式直後に撮った夫妻の写真も展示されている。他にも、彼女が使ったゴーグルや白い布製のヘルメットなども見られる。

 1932年に誘拐後殺害される前に撮られたチャールズ・リンドバーグ・ジュニアの写真もある。事件以後リンドバーグ夫妻は、パパラッチを逃れるため英国に移り世界を飛行し続けた。アメリカ合衆国が第二次世界大戦に向けて動きを進める間、リンドバーグ夫人は、アメリカがナチとの戦争に加わらないように説得する本を書いた。展示にはこの本や、彼女を支持する書簡が何通か含まれているが、この議論の深い掘り下げはない。展示にはこの問題をより徹底的に吟味するための十分なスペースがないと、Schiffは語っている。
 結局夫妻はアメリカに戻り、1944年にDarien(ダリエン)に落ち着く。1974年に夫のチャールズ・リンドバーグが亡くなり、その後、妻のアンは1999年までダリエンでの暮しを続けたと、Schiffは語っている。

 展示はそのほとんどがリンドバーグ夫人の著作品からなっている。雑誌に寄稿した記事には、彼女の環境に対する深まる憂慮を示している。1955年に出版された、『海からの贈りもの』はフェミニスト文学の画期的なものであると、Schiffは語った。

 リンドバーグ夫妻は、終始、アメリカの最も影響力のある人々との緊密な関係を維持したが、その中に、エリノア・ルーズベルト、ヴァージニア・ウルフなどが含まれ、彼らの書簡も展示されている。1962年にジャクリーヌ・ケネディが夫人宛に書いたカードは、インクの色を3回も変えているもので、そこにはホワイトハウスに来て子供たちに会って欲しいという招待の言葉が書かれている。非常に気さくな調子で『15分後にはお客様がいらっしゃるというのに,いつもこうなのですが、私の髪の毛はまだグショグショに濡れています。』とある。

*  *  *  *  *

Yale Bulletin, June 9, 2006

飛行家、作家Anne Morrow Lindberghを記念する図書館催事

翻訳:中川経子(みちこ)

 今月、Yale大学図書館Manuscripts and Archives Dept.(文書部)は、
 Anne Morrow Lindbergh(1906-2001)の生誕100年を記念していくつかの特別催事を行う。

 Anne Morrow Lindberghは飛行家Charles A. Lindberghの妻であるが、彼女自身もアメリカの先駆的な飛行家であり、著名な作家、環境保護論者であった。

 6月16日金曜日に行われる、Anne Morrow Lindbergh文書の初公開展示のオープニングでは、リンドバーグの娘と姪が講演する。6月22日には、Yale大学文書館コレクションの保存に重要な役割を果たした文書保管部長がスライド・ショーとツアーを行う。すべて入場無料で一般公開している。

 文書部は、Anne MorrowおよびCharles A. Lindberghの文書の主な保管庫である。300個以上の文書保管用の箱に納められた彼女の書簡、日記,著作品,写真,記念の品々からなるものであるが、このほとんどが公開されたことがない。

展示
 『Anne Morrow Lindbergh: 作家、飛行家、環境保護論者』と題される展示には,これらのハイライトとなる文書が陳列され、Amelia Earhart(アメリア・エアハート)、Lady Bird Johnson (ジョンソン大統領夫人)、Jacquline Kennedy (ジャクリーヌ・ケネディ)、Robert Lowell (ロバート・ロウェル)、Archibald MacLeish (アーチボルド・マクリッシュ)、Virginia Woolf (ヴァージニア・ウルフ)、Eleanor Roosevelt (エリノア・ルーズベルト)、Vita Sackville-West (ヴィタ・サックヴィル−ウェスト)、Igor Sikorsky (イーゴル・シコルスキー)、Stephen Spender (スティヴン・スペンダー)、Thornton Wilder (ソーントン・ワイルダー)からの手紙が展示されている。このほか、目を引くのは、彼女が夫とともに行ったパンアメリカン航空会社のための、太平洋や大西洋探査飛行の際にAnne 自身によって撮影された写真である。これらの探査飛行では、彼女は、副操縦士、ナビゲーター、無線操縦士、また航空写真家としても活躍したのである。写真の多くのものは、彼女の執筆したナショナルジオグラフィック誌の『Flying Around the North Atlantic(北大西洋を飛ぶ)』という記事に出版されている。

 また彼女の手書きの日記、詩、エッセイ、『東方への空の旅(翼よ、北に)』、『聞け、風が!』、『ユニコーン、その他の詩 1935-1955』、ベストセラーである『海からの贈りもの』などの著書からの抜粋も紹介されている。『海からの贈りもの』は、最近初版50周年特別記念版が出版された。

 展示は6月12日から9月8日まで、Sterling Memorial LibraryのMemorabilia Roomで公開されている(128 Wall Streetの入り口を利用)。

オープニングのレセプション
 展示の公式開催記念式典は、6月16日Memorabilia Roomにおいて2:30~5:00pmに行われる。講演開始は3時からである。Reeve Lindberghがその母について、『Anne Morrow Lindbergh:家族の視点』を語り、一方Margaret Eiluned Morganは、『Anne Morrow Lindbergh: 作家とその著作』について語る。

 Reeve Lindberghは、“No More Words”、“Under A Wing” という2冊の家族の回想録の著者である。“Moving To The Country”、“The Names of the Mountains”という小説も出版。そのほかに、“View from the Air”というCharles A Lindberghの空や大地に対する思いを詩に表し、彼女の父の最後の飛行の際に自然・風景写真家Richard W Brownが撮影した写真入の本も出版している。さし絵入りのエッセイ集や、子供向けの絵本も書いている。また、“Return to the Sea”、“Flying Free”や、フロリダのLee County を中心とするAnne Morrow Lindbergh Shell Coast Poetry Festivalの子供たちの詩のアンソロジー5巻などに、序文も寄せている。

 Morganは、Anne Morrow Lindberghの妹Constance Morrow Morganの娘である。経済学者であるMorganは、CALとAMLのビジョンを共有しさらに普及するため教育・文化的な活動に従事しているフロリダを拠点とする組織EarthShine Instituteの創立者で会長である。

スライドショーとツアー

 文書部のリサーチ文書保管部部長Judith Schiffは、6月22日午後1時からYale大学のリンドバーグ文書から選んだハイライトとされるもののスライドショーを行い、来場者に展示に関する説明ツアーを行う。SchiffはCALの未完の“Autobiography of Values (価値観の自叙伝)”の共同編集者でもある。この本は彼の死後1978年に出版された。また、リンドバーグ夫妻の文書の保存に関してAMLの顧問も務めた。この催しはArts & Ideas New Haven(p.2 の関連記事参照)の一部である。

 Sterling Memorial Liabrary (120 High Street)でのこの展示の公開時間は:
月、火、水、金:午前8:30~午後4:45
木 : 午前8:30~午後9:45
土 : 午前10:00~午後4:45
日 : 正午~午後4:45 (但し毎週日曜日に開館とは限らないので、来館の際には、websiteのwww.library.yale.edu/rsc/smlで確認したほうがよい。図書館は7月4日とLabor Dayは閉館である。問い合わせは、websiteあるいは電話(203)432-2798まで。)

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文